それから毎日、私はローターを使って何度も自慰行為に耽りました。
毎回、宅配の彼の顔を思い出してしまうのです。
そんなある日、ピンポンとドアのチャイムが鳴りました。
モニターを見るとあの彼です。
私はドキドキしながらドアを開けました。
「お届け物です」
いつも彼を想像しているからでしょうか、彼の顔を見て恥ずかしさを感じます。
「お荷物に間違いはないですか?」
彼はダンボールに張り付けられた伝票を私に見せてきました。
そこには私の名前と、「極太バイブレーター」と書かれているのです。
その瞬間、顔から火が出そうなほど恥ずかしくなりました。
「は、はい……間違いありません……」
私は小さな声で答えます。
「ではこちらにサインをお願いします」
伝票とペンを私に差し出すので、私は震える手で受け取り、名前を書きました。
彼はどのように思っているでしょうか。顔を見ることさえできません。
「字がお綺麗ですね」
急に彼が話しかけてきたので、私は驚いて顔をあげました。
汗をかいた爽やかな顔が私を見つめています。
「あ……ありがとうございます」
ペンを返すときに彼の手に触れてしまいました。
心臓が止まりそうなほどドキドキしてしまいます。
彼は伝票にもう一度目をやって、荷物を私に手渡します。
「それでは失礼します」
彼はニコッと笑い、頭を下げて帰っていきました。
私は玄関で立ち尽くしながら、彼の後ろ姿を見送りました。
彼が見えなくなると、私はリビングに戻りソファにへたり込んでしまったのです。
「ああ……私ったら……」
恥ずかしさと同時に、私は興奮していました。
あのネットショップで買ったときから、こうなることを期待していたのかもしれません。
股間に手をやると下着が湿っているのがわかります。
私はショーツを脱ぎ、下半身裸になりました。
彼に触れた指先には、まだ彼の体温が残っているような気がしました。
私はその指でクリトリスに触れます。
「あっ……」
いつもより敏感になっているのか、少し触れただけで体に快感が走りました。
私はそのままクリトリスを指で撫で回します。
「ああぁ……あっ……」
彼の指先を想像しながらクリトリスを愛撫すると、いつもよりずっと気持ち良く感じます。
「いいっ……ああぁ……」
私は左手で乳首をつまみながら、右手でクリトリスを擦り続けました。
すぐに体が熱くなり、アソコから愛液が溢れてきました。
「ああん、気持ちいい……んっ……」
昼間から自慰行為に耽るなんて……
頭では分かっていても、止められません。
ローターを買った日から……いえ、宅配の彼を見てから毎日してしまっているのです。
「ああぁ、だめっ……ああっ!」
私はすぐに絶頂を迎えそうになりましたが、そこで手を止めました。
届いたばかりの荷物を開封をしようと思ったのです。
箱を開けると中から出てきたのは紫色をしたグロテスクな形をした玩具です。
大きさは20センチほどあるでしょうか…先端や竿に大きなイボイボがついています。
「すごい……」
私はスイッチを入れるとヴーンという音とともにバイブがクネクネと動き出し、
根元から分かれて飛び出ている部分も振動し始めたのです。
私は思わずゴクリと唾を飲み込みました。
(こんなのをアソコに入れたら……)
そう思っただけでアソコがキュンと疼くのを感じます。
もう1年以上、私は夫のものを入れてもらえていません。
私はソファの上で足を広げます。
そしてバイブをアソコに近づけましたが、乾いていて入りそうもありません。
私はゆっくりと口にバイブを含みました。
「ん……ちゅ……」
唾液を絡ませながら、先端を舌で舐め回します。
少しのゴムの匂いと味がしましたが、私はそのままバイブをしゃぶり続けました。
私は今まで夫のものしか舐めたことはありませんが、
このバイブは夫のモノより一回り大きく、口に入りきらないのです。
「んっ……ちゅぱっ……」
私は舐めながら、さっきの宅配の男性を想像してしまいます。
彼のペニスはどんな形なんでしょうか?大きさは?
そんなことを想像していると、彼のモノを舐めているような錯覚を覚えました。
(大きい……)
彼の凛々しい顔が、快感で歪んでいるのを想像すると一層興奮がさらに高まります。
私はバイブを舐めながら、右手でアソコを刺激しました。
「んっ……んふぅ……」
彼と責め合っているところを想像しながら、夢中でバイブを舐め続けます。
「んっ、ちゅっ……んむっ」
やがてアソコからは愛液が溢れ出しグチュグチュと音を立てます。
(あぁ……気持ちいい……)
さらにバイブを喉の奥まで押し込み、一生懸命舌を絡めました。
これで彼は気持ちいいでしょうか。
右でクリトリスを激しく擦ります。
「んっ……んんっ!んふっ!」
(あぁ……イキそう……)
私は絶頂に達しそうになりますが、そこで手を止めました。
もう我慢できず、バイブを口から離します。
「はぁ……はぁ……」
べっとりと唾液で濡れたそれを割れ目にあてがいました。
(挿れて……)
彼のことを想像して、ゆっくり挿入していきます。
「んんっ……ああっ……」
久しぶりに味わう異物感が割れ目を押し広げていきます。
「う……あっ……ああっ……」
膣の壁をイボイボが刺激しながら奥まで進んでいきます。
長く太いバイブが私の中を押し広げ、ついに根元まで入りました。
「あぁっ……」
夫のモノでは届いたことの無い深いところを刺激され、思わず声が出てしまいます。
私はゆっくりとピストンを始めました。
初めは少し抵抗がありましたが、徐々にスムーズに動かせるようになり、快感が高まっていくのを感じます。
「あっ、ああ……すごいっ……」
彼に挿入されているところを想像して、私は夢中でバイブを動かし続けます。
「はぁ、はぁ……気持ちいいぃ……」
抜き差しするたびにグチョッグチョッといやらしい音が響きます。
(どう?私の中気持ちいい?)
私はバイブを出し入れしながら、妄想の彼に問いかけました。
すぐにイカないよう、ときには手を緩めながら快感を味わいます。
「あぁっ……ダメっ……」
アソコの奥が熱くなってきました。
もう絶頂が近いのです。
(いいよ、イって!)
彼が耳元で囁いているのを想像してしまいます。
私は一気にピストンの速度を上げました。
「あっ!ああっ!すごいっ!」
私は腰を浮かせて、バイブを激しくピストンさせました。
子宮口に当たるたびに意識が飛びそうになるほどの快感に襲われます。
「あぁっ!イクッ、イっちゃうっ!」
私は一気に絶頂を迎えました。
頭が真っ白になるほどの快感に襲われ、体がビクンビクンと痙攣します。
私にとって初めての中イキだったのです。
(すごい……こんなに気持ちよかったの初めて……)
私はバイブを入れたまま、しばらく放心状態でした。
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